つかいすてカメラ
フィクションの中の ノンフィクション。
2007'04.05.Thu
ひろーい家に ぽつんとひとり
かたてに おくすり。
うん。こうもぽつんとだと
無駄に誰かとつながりたくなるけど
がまんする。
こういうときにとる連絡はろくなもんじゃない。
日付がかわって
あたしのだいすきなひとの誕生日 おめでとう。
かたてに おくすり。
うん。こうもぽつんとだと
無駄に誰かとつながりたくなるけど
がまんする。
こういうときにとる連絡はろくなもんじゃない。
日付がかわって
あたしのだいすきなひとの誕生日 おめでとう。
あつい。
ぽっかぽか。
見たくないものにふたをしたあたしの選択が
正しかったかどうかについて、考える。
けどこんなぽかぽかしたのうみそじゃあ
考え付くことも考え付けないし、付いたところでまともじゃない。
考えてみれば
うれしかったことば、とかが数え切れないほど思いつくあたしは
とても
…いま、安易に「しあわせだ」って打とうとして
やめた
とても、「めぐまれている」。
が、過不足の無いところだろう。
言葉ってむずかしい。
うまく気持ちが言葉にならない。
気持ちばかりが先行するけど
やっぱり理性のタガの頑丈なあたしは
はずしきるほどあふれる感情を持つわけでもない。
あふれてしまったらおしまいだ、と
心のどっかで思ってるんだと思う。
前ばっか見て走ってたらどんだけ楽だろう。
高校のときのあたしはわりとそうだった。
楽だったけど ほんといろんな人を傷つけたとおもう。
ついてきてくれるひとも居た ほんと ありがたい。
だからって今はどっちが前なのか分かってない。
もう いいか どうでも
ってつぶやいたすぐ後に
どうでもいいわけがない、と身震いする。
言葉にしたら そうなってしまいそうで
とくに 悪いことって。
どうでもよかったらこんなに唇は血を流さない。
ひとくち。
のどが焼ける。
胃がきりきり、しくしく。
それでいいや、
どうでもいいや、
どっちが正解に近いだろう。
なにしてるんだろう
ああ タガをはずす方法を 必死になって探してるんだ
へーえ。
自嘲するもうひとりのあたしがいる
唇の端をゆがめて 皮肉っぽくわらう。子供だな、って。
いいじゃん 必死になったってべつに。
だって 見つからないんだもん。
見つける方法も 見つからないんだもん。
「すきだよ、すごく」
って へらへら笑いながら言っていた
昨日のあたしのタガをはずしてくれたのは
間違いなく、一杯目のりんご酒だったとおもう。
ただそのとき言っていた言葉が ほんとうに
ほんとうに真実なのか、っていうのは
わかんなかったりする。
ただの誇張か それとも。
…それも いいわけ か。
かちゃ、かちゃ
どこにあるんだろう
かぎ。
ぜんぶ はずしきってくれる かぎ
ことばにならない気持ちを
全部うけとめてくれる 器。
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