つかいすてカメラ
フィクションの中の ノンフィクション。
2007'04.29.Sun
山田悠介原作の、『パズル』というドラマを見た事がある。
その主演をしていた俳優さんのことを
この間の事故で ふと思い出した。
パズルは今年の頭、一ヶ月足らずの深夜ドラマ枠でやっていたもので
サスペンスの部類に入るんだろうか。
山田悠介が好きな友達に勧められて、観ていた。
主演をしていたのは、あたしと同い年の俳優。
柳浩太郎、という俳優さんだった。
一話の初めで違和感を覚えた。
舌足らずな話し方。どこかぎこちなく見えるしぐさ。
何だろう、と思ったと同時にまた思い出した。
ああ、そういえば。
その主演をしていた俳優さんのことを
この間の事故で ふと思い出した。
パズルは今年の頭、一ヶ月足らずの深夜ドラマ枠でやっていたもので
サスペンスの部類に入るんだろうか。
山田悠介が好きな友達に勧められて、観ていた。
主演をしていたのは、あたしと同い年の俳優。
柳浩太郎、という俳優さんだった。
一話の初めで違和感を覚えた。
舌足らずな話し方。どこかぎこちなく見えるしぐさ。
何だろう、と思ったと同時にまた思い出した。
ああ、そういえば。
大学センター入試の直前だったように思う。
観るテレビといえば、朝夜のニュースばかり。
そのニュースで、確かあたしと同い年の俳優さんが
ひき逃げにあった、と報道されていた。
意識不明、二週間の植物状態、だったか。
よくありそうなニュースだし小さなニュースだったけど
同い年、ということがひどくひっかかっていた。
奇跡的にその後意識は回復したようだが、後遺症がひどい、とも。
他の番組でこの人を見かけたとき、彼は
「病院で、死のうと思った。
前の自分ができてたことができなくなってる。
周りの人の手のひらを返したような態度が信じられなくて
自分も信じられなくて、死のうと思ったけど、
もう一度舞台に立ちたかったからやめた」
というようなことを言っていたと思う。
そしてその時もうまく回らない口で
きっと思うように動かない体で、一生懸命だったことを覚えている。
確かうちの家族全員泣いていたはずだ。
まったく感化されやすい家族だ、と思う。
後遺症は右半身の麻痺、記憶障害、そして声帯損傷。
俳優をやるにはどれもこれも致命的である。
舞台でも上手く動けないし、うまく歌えない。
なのに彼はまたこうして演じているんだな、
と思った記憶が、ある。
前の自分に負けること、というのは
ほんとうに悔しいと思う。
これは自分じゃない、って思い込みそうになる。
本当の自分はこんなんじゃない、もっと出来るんだ、と。
それを乗り越えないと、またできるようにならないってわかっていても。
出来ない自分も自分なんだと、心の底ではわかっていても。
彼は乗り越えた目をしてた、と思う。
ていうか戦ってるんだと思う。
受け入れたんだと思う、出来ないことを。
前と同じように出来てないということを。
すごいなぁ、というのが正直な感想であった。
あ、もちろんドラマは面白かった。
あたしなんかがなんとも言えないけど
すごいなぁ、と、単純に思った。
なんていうか、なんていうか…
なんていうか、安っぽくなってしまうけど。
すごいなぁ。ほんとうに。想像もつかないや。
ふと、そのことを思い出して、ちょっとやる気が出た。
おかしな話だけど、事故してやる気が出るなんて。
まだまだやれるし やらなくちゃいけない。
自分に負けたら おしまい
自分が信じられなかったら そこでストップ。
出来ないことを認められなかったら そこまで。
当たり前だけど 実感としてそんなのなくって
自分に負けないって、ああそういうことか、って
ふっと思った。
そんなことを思い出した、今週でした。
観るテレビといえば、朝夜のニュースばかり。
そのニュースで、確かあたしと同い年の俳優さんが
ひき逃げにあった、と報道されていた。
意識不明、二週間の植物状態、だったか。
よくありそうなニュースだし小さなニュースだったけど
同い年、ということがひどくひっかかっていた。
奇跡的にその後意識は回復したようだが、後遺症がひどい、とも。
他の番組でこの人を見かけたとき、彼は
「病院で、死のうと思った。
前の自分ができてたことができなくなってる。
周りの人の手のひらを返したような態度が信じられなくて
自分も信じられなくて、死のうと思ったけど、
もう一度舞台に立ちたかったからやめた」
というようなことを言っていたと思う。
そしてその時もうまく回らない口で
きっと思うように動かない体で、一生懸命だったことを覚えている。
確かうちの家族全員泣いていたはずだ。
まったく感化されやすい家族だ、と思う。
後遺症は右半身の麻痺、記憶障害、そして声帯損傷。
俳優をやるにはどれもこれも致命的である。
舞台でも上手く動けないし、うまく歌えない。
なのに彼はまたこうして演じているんだな、
と思った記憶が、ある。
前の自分に負けること、というのは
ほんとうに悔しいと思う。
これは自分じゃない、って思い込みそうになる。
本当の自分はこんなんじゃない、もっと出来るんだ、と。
それを乗り越えないと、またできるようにならないってわかっていても。
出来ない自分も自分なんだと、心の底ではわかっていても。
彼は乗り越えた目をしてた、と思う。
ていうか戦ってるんだと思う。
受け入れたんだと思う、出来ないことを。
前と同じように出来てないということを。
すごいなぁ、というのが正直な感想であった。
あ、もちろんドラマは面白かった。
あたしなんかがなんとも言えないけど
すごいなぁ、と、単純に思った。
なんていうか、なんていうか…
なんていうか、安っぽくなってしまうけど。
すごいなぁ。ほんとうに。想像もつかないや。
ふと、そのことを思い出して、ちょっとやる気が出た。
おかしな話だけど、事故してやる気が出るなんて。
まだまだやれるし やらなくちゃいけない。
自分に負けたら おしまい
自分が信じられなかったら そこでストップ。
出来ないことを認められなかったら そこまで。
当たり前だけど 実感としてそんなのなくって
自分に負けないって、ああそういうことか、って
ふっと思った。
そんなことを思い出した、今週でした。
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