つかいすてカメラ
フィクションの中の ノンフィクション。
2007'10.27.Sat
つめたい風がふく午前五時。
何であたし今ここにいるんだろうと思いながら
あたたかいお茶を飲んでただひたすら待つ。
何かを、待つ。
待っていたって何かが来てくれるほどの自分じゃない、
と分かっているのに、待つ。
いや。待つふりをしてあきらめているのかもしれない。
頭を冷やしたくて歩いた街は
ものすごく冷たく感じた。
ここ何日か、一人でいたくなくて
朝から晩まで誰かを探していた。
一人になってみればなんと空っぽか。
こわくてこわくて涙が止まらなくなった。
何がそんなに怖いんだろう。
これからの自分が怖いのかな。
偏差値ゼロなあたしには分からない。
だけどやっぱり風邪気味だ。
あれだけ薄着で冷たい風にあたればそりゃ風邪もひく。
午前五時の駅は まだ暗い。
太陽は東から顔を出す気配しか見せない。
誰かと一緒に笑っていたって少しの隙間にはいりこんでくる。
お前は幸せになんかなれないんだ、という
何の根拠もない不安をあおる声。
メーデー、メーデー。
救難信号。
うまく発信源がとらえられないな。
たとえば二日後のあたしは 誰とどんなふうにしているんだろう?
呼吸がもたないから 気がつけば発していた救難信号を
受け取ってもらえないことを怖がって
とっさに隠したのはあたし
隠したのにもう一度発そうとして
だけどごちゃごちゃして分からなくなったのもあたし
そしてどうしていいか分からなくなったのもあたし。
ぜんぶ あたし
…午前五時すぎ
ひたすら 待つ
風は 冷たく 空は 暗い
時が経てば暖かく 明るくなる
そうなればいい あたしも。
何であたし今ここにいるんだろうと思いながら
あたたかいお茶を飲んでただひたすら待つ。
何かを、待つ。
待っていたって何かが来てくれるほどの自分じゃない、
と分かっているのに、待つ。
いや。待つふりをしてあきらめているのかもしれない。
頭を冷やしたくて歩いた街は
ものすごく冷たく感じた。
ここ何日か、一人でいたくなくて
朝から晩まで誰かを探していた。
一人になってみればなんと空っぽか。
こわくてこわくて涙が止まらなくなった。
何がそんなに怖いんだろう。
これからの自分が怖いのかな。
偏差値ゼロなあたしには分からない。
だけどやっぱり風邪気味だ。
あれだけ薄着で冷たい風にあたればそりゃ風邪もひく。
午前五時の駅は まだ暗い。
太陽は東から顔を出す気配しか見せない。
誰かと一緒に笑っていたって少しの隙間にはいりこんでくる。
お前は幸せになんかなれないんだ、という
何の根拠もない不安をあおる声。
メーデー、メーデー。
救難信号。
うまく発信源がとらえられないな。
たとえば二日後のあたしは 誰とどんなふうにしているんだろう?
呼吸がもたないから 気がつけば発していた救難信号を
受け取ってもらえないことを怖がって
とっさに隠したのはあたし
隠したのにもう一度発そうとして
だけどごちゃごちゃして分からなくなったのもあたし
そしてどうしていいか分からなくなったのもあたし。
ぜんぶ あたし
…午前五時すぎ
ひたすら 待つ
風は 冷たく 空は 暗い
時が経てば暖かく 明るくなる
そうなればいい あたしも。
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