ひばりがうたう

受験の結果がまたひとつ出て
ひとつまた選択肢が増える。
あとひとつ。


なんかもにょもにょすることがあればあるほど
自分が性格悪っ、ておもう。
これって全治何ヶ月だろう。
なおるのかな。


人のことを嫌いって思って。
人のすることを恨んでみて。
そんな毎日はつまらなくて濁っていると
分かっているのに
そしてその濁りをすべてなくすことは
たぶん不可能だということも分かっているのに、


「ある」か「ない」か
あたしの人生が基本二者択一だから苦しいのだ。


それも分かっている。

分かっていることばかりなのに
うまく解決が出来ない。


頑ななこころに　ひばりがささやくように歌う。



もう朝だ　もう昼だ　もう夜だ。


じかん、て
こんなに短いもんだったっけ。


もう次のひばりがうたう

「昨日の君が死ぬわけではない」。


朝が来る。