つかいすてカメラ
フィクションの中の ノンフィクション。
2007'10.20.Sat
雨が降る。
目の前に ふわりふわり 優しく白い雨が降る。
こまかくあたしの顔を濡らしていく。
びしょびしょになって
それでもしずくは流れてくれない。
目の前が白く 霞んで見える。
おなかがいたかった。
ストレスだ、と言った。
分からない。本当のことなんて分からないから
信じるしかない。
「信じてたんじゃない、信じたかっただけだ」
その言葉の違いは、なんとなく、分かる。
だからあたしは 泣いた。
信じていたんじゃなくて 信じたかっただけだという
自分のこころの弱さに泣いたんだ。
美談になんかなりゃしない。
あたしの強く残るこの気持ちは
ただの強がりかもしれない。
目の前に ふわりふわり 優しく白い雨が降る。
こまかくあたしの顔を濡らしていく。
びしょびしょになって
それでもしずくは流れてくれない。
目の前が白く 霞んで見える。
おなかがいたかった。
ストレスだ、と言った。
分からない。本当のことなんて分からないから
信じるしかない。
「信じてたんじゃない、信じたかっただけだ」
その言葉の違いは、なんとなく、分かる。
だからあたしは 泣いた。
信じていたんじゃなくて 信じたかっただけだという
自分のこころの弱さに泣いたんだ。
美談になんかなりゃしない。
あたしの強く残るこの気持ちは
ただの強がりかもしれない。
「気持ちなんか邪魔なだけじゃん」
そんなことはない、と否定したくなる言葉ではあるけど
あたしにとってはとても簡単に「違う」と言える言葉じゃない。
邪魔な「だけ」ではない、とは思う。
けど
邪魔な「こと」は、あると思う。
自分が自分であろうとすれば
いつか誰かを傷つける。
誰かを護ろうとすればするほど
自分が自分でなくなる気がする。
そこまでして守るほどのアイデンティティがあるのかどうかは
わかんないけど。
自分を守ることはない。し、
自分を偽ることはない。
あたしは ショックだったよ。
そのショック、という気持ちが
何なのか 名前が簡単に見当たらないのだけれど。
恋とか 愛とか そういう名前で片付けられたら
きっと簡単に前に進めてしまうのに
そんなものばかりじゃないから 世の中がぐちゃぐちゃになる。
「たいせつだ」という 言葉の重みが分からなくなったのは
いつだったかな。
きっとこういう 寒くなりかけの季節。
あたしの言葉はきっと 誰にとっても重たいんだ。
だから 口を ふさぐ。
目を閉じる。
耳もふさいで、
口角は あげる。
さようなら、と つぶやいた。
いつになったら届くかな。
さよならのために選んだ道の 決意。
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